聴覚障害者の多くは常時FAXを使用していることかと思われます。 それも書類などを送付するために使用するのではなく コミュニケーションの伝達手段として使用している方がほとんどでしょう。
聴覚に障害があると周りの音が一切聞こえない、 また聞こえたとしても僅かな音量が聞こえるだけで 何の音なのかというのは分からない場合であることがほとんどです。 相手側の声が聞こえない上に聴覚障害者自身も 上手く自分の思いを伝えることができないため会話が成り立ちません。
そこで、自分の言いたいことを文章にすることで 相手に伝える方法がとられるようになりました。
文章作成なら耳の不自由な人でも行えますし、 伝えたいことを的確に記すことができるため 通常の会話よりも内容の濃いものとなるかもしれません。
ただし、いくつかのデメリットも存在します。
まず、いちいち送信受信を行わなければならないということ。 FAXでコミュニケーションをとる場合自分と相手先に FAX機器が設置されていなければなりません。
そして、時間をかけてお互いに送信や受信といった 行為を繰り返していく必要があるためスムーズな コミュニケーションをとることはまず無理だと言えます。
また、耳が聞こえないため故障してしまったとしても 電話などで修理をお願いすることができないということも大きな問題です。
しかし、最近そのような問題点を改善したインターネットFAXというものが販売されました。 メールのようなスムーズなやりとりが行える、 また専用機器を必要としないため故障を恐れずに使用できるというのが大きな魅力です。
インターネットFAXがあれば聴覚障害者の心強い味方になることは間違いないでしょう。